7月坐禅会報告

7月4日(土)に定例坐禅会を開催いたしました。参禅者は6名。初めて坐禅された方は3名となりました。
青岸寺の坐禅会は未経験の方に向けた指導を心がけています。これは坐禅を初めて体験していただいても、ほとんどの場合次に繋がらない現状があるからです。
いかに継続的に坐禅を実践していただくうえで現代に生きる人に余りにも突き放したものの捉え方を僧侶側がしているように感じます。
共に地域で生き、同じ営みをしている現代僧侶、そして寺院にあって釈尊や道元禅師の教えをもう一度しっかり学び、実践(かなり難しいが・・・できる範囲で)を通して、実生活を通じて現代にその教えを落とし込むことの重要性は急務であるし極めて重要であります。私たち世代の僧侶が未熟ながらも種をまかなければ、宗門に明日はなかろうかと危惧しております。
坐禅は曹洞宗の禅僧にとってもっとも布教に適している実践であります。その上で坐禅を一回して二回目はしない事が多い事は余りにも残念であるし、継続してこそ意義があるものでもあります。
現在、曹洞宗の坐禅会は広く窓口を広げ、椅子坐禅や様々なアプローチにおける坐禅実践を推奨しています。どうぞ安心して、お近くの坐禅会に参加下さい。その中でご自身にあった坐禅会に参禅して、禅の精神にふれていただければと思います。もちろん、青岸寺にてお会いできたら一番嬉しく思います。

どうぞ気軽にお越しください。合掌
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