名勝庭園を背に、静寂な空間で写経を体験を・・。

青岸寺写経

 

【写経の種類】

 

《般若心経》

「摩訶般若波羅蜜多心経」、通称「般若心経」で親しまれている経典。日本でもっとも認知されており、曹洞宗のみならず様々な宗派で広く読まれているお経です。262文字と短い経典ですが、仏教の教えがしっかりと説かれています。内容、短さといい、丁度良い集中力で書き写す事ができます。

《延命十句観音経》

青岸寺の本尊は聖観世音菩薩で観音様のお寺です。納経も観音堂にて行います。「十句観音経」は、わずか42文字の最も短い経典ですが、大変有難く、何度も唱えるだけでご利益を得られる経典といわれています。写経初心者の方にもおススメです。

 《写仏》

仏様の画かれた絵を書き写します。仏様を写し描くことにより身も心も洗われます。

【納経料(拝観料を含む)】

 

写経(後日納経)

写経・法要

写経

1000円

2000円

写仏

1200円

2000円

【写経の仕方】

 

  1. 正座し、姿勢を正して呼吸を整え、リラックスします。

  2. お水を硯に少量入れ、静かに墨を磨り、心を整えます。

  3. 手を合わせ(合掌)、般若心経を唱えます。黙読でもいいです。

  4. 納経の場合は、住職が一緒に般若心経を唱え、法要します。

  5. 静かに筆を取り、表題から書き始めます。

  6. 写経中は慎重な心構えで、字を間違えないように注意し、丁寧に書写します。もし字を間違えたときは誤字の右横に点(﹅)を打ち、同じ行の上下いずれかの余白に、正しい字を書きます。脱字のときは、その箇所(文字と文字の間)の右に点を打ち、行の末尾にその文字を書きます。

  7. 日付は本文から一行あけ、始めの一字分をさげて書きます。

  8. 終わりに願文などがあればこれを記します。この場合、頭に「為」と書いて、たとえば故人の冥福を祈り、その菩提のためとか、報恩、祈願のため等の願文を記します。しかし写経そのものが目的の場合はあえて記さずとも良いでしょう。

  9. 氏名を記し、末尾に「謹書」と印します。雅号は用いないこと。

  10. 書写が終われば、手を合わせて「普回向」を唱え、写経を終わります。

  11. 納経の場合は「納経法要」と住職がさせて頂きます。

  12. 写経が終了したら「観音堂」の前机の三方の上に納めましょう。後日住職がまとめて納経法要させていただき、「観音堂」にて納経します 

     

    ※足の不自由な方は椅子をご用意いたします。

    観音堂(納経堂)

     


    【一字・一心・一仏、是禅也 ~写経のすすめ~ 】

皆様は写経をご存知ですか。写経とは仏教において経典(お経)を書き写すことです。日本に仏教が伝来すると、仏法を広める為、または寺院で僧侶たちが修行・講義・研究する為に写経が広がりました。その後、写経の行為そのものに功徳があると説かれるようになり、平安時代以降になると、個人的な祈願成就の為に写経を納めるなど一般的なものとなりました。また、現在では書道の練習の為に「般若心経」を書き写すなど、目的も多様化しています。

 それだけ日本人にとって身近な写経。もちろん書く練習にもなりますが、心を安定させる効果もあります。多くの現代人は、日頃から様々な事に追われています。不安や悩みに振り回される生活が続くと、余裕がなくなり、自己中心的で利己的な考えに傾倒しやすくなり、悪循環に陥るものです。そこで、こういった日々の煩わしさから一時でも離れ、自分を取り戻す時間を作る事が大切になってきます。まさに写経は悪循環の世界から切り離し、本来の自分を取り戻す仏道修行なのです。

曹洞宗(禅宗)では坐禅を教義の根幹に据えています。坐禅をする際は、まず身を調えます。次に呼吸を調え、最後に心を調えます。これを調身・調息・調心といいます。この坐禅の真髄同様に、写経でも姿勢を正し、呼吸を安定させ、心を落ち着かせます。そして、一字一字、丁寧に心を込めて、経典を書き写していきます。字の上手い下手は全く関係ありません。大切なのは一字一字、丁寧に心を込めて書き写す事です。一字書き写す度に、自己の仏性(良い心)が働き、本来の自分を取り戻す事ができるはずです。

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