招かれ猿客?

青岸寺は太尾山の麓にあり、米原駅徒歩数分の場所にあるにもかかわらず、自然に溢れています。緑豊かで四季折々の風景が愉しめる、自然と町が近いお寺です。

しかし、山の麓ですが、中には招かざる者もちらほら顔を出します。

例えば、鹿、猪、アナグマ、ハクビシン、タヌキ、キツネ等の動物が沢山、青岸寺境内や山内に侵入します。特に、鹿や猪は、庭園や境内の植物や苔を荒らす為、非常に困っていました。そこで、近年、庭園の周りを柵を設け、侵入できないようにしております。

しかし、それをあざ笑うかのように、最近頭角を現しているのが、お猿さんです。一見、ほのぼのとした風景に見えますが、群れでいると、中々怖いものがあります。寺院の屋根を縦横無人に飛び回り、庭園の花や植物を食い漁っています。

朝方などは、縄張り争いなのか、猿の雄たけびが響きます。

「ここ、青岸寺の縄張りなんだけどな。」と思ってもお猿には関係ありません(笑)先日などは、本堂に群れで侵入して、糞をして去っていきました。なかなか憎たらしいものです。

庭園で食事中の猿

猿達は山々を転々と移動し、季節の移りかわりで時々顔を出すわけなんですが、よくよく考えれば、お猿達も大変です。多くの群れを護る為に、日々、必死なのです。

昔は、猪、鹿、猿も山の麓まで来ていなかったようです。そう考えると、元々の原因は人間の方にありそうです。

確かに、人間も迷惑かもしれないけど、動物たちも生きる為に必死です。餌を与えれば良いという安易な考えでもいけません。中々難しい話です。

人間と自然が共存できる方法がないものか、お猿さんを通して考える日々であります。

因果応報ではあるのでしょうから、これからの道を誤らずに、一度止まって、正しい方向に進む事を、自身も含めて深く考えたいものです。

住職 永島 匡宏 合掌

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