6月坐禅会報告

皆さんごきげんよう。
関西も梅雨入りの季節になり、湿地帯である青岸寺にとってはつらい季節になりました。ムカデは日夜問わずに出現して、毎年必ず家族の誰かしらが被害にあっております。
それでも梅雨の青岸寺庭園は非常に美しく、苔は青青しく光輝き、石組みは雨とよく映えより一層際立ちます。多雨になれば枯山水庭園が池泉庭園に姿をかえる事もあり、梅雨の時期も良し悪しですね。
さて、坐禅会も雨の中開催となりました。私の個人的見解になりますが、雨の日の坐禅は非常に相性がいいように感じます。
私自身が雨の日などの気候や気圧の変化に身体が反応してしまい、身体が怠くなったり頭がぼーとします。しかし、坐禅中は雨の音だけが耳に流れて聞こえ、集中して座る事ができます。
きっと、個人による差異があるのでしょう。これも梅雨の時期ならではの影響です。
さて、6月の坐禅会に9名の方が参禅にお越し下さいました。目的はそれぞれ異なりますが、少しでも坐禅に興味を持ってくれると嬉しいのですが、初めての坐禅で坐禅を理解した気持ちになってしまう方が多く、一度の坐禅でやめてしまう方がいて、もったいない気がいたします。
せっかく坐禅の縁を得たのでしたら、坐禅の事を少し調べたり、YouTubeなどで勉強したり(住職に聞いてくれればおすすめのチャンネルを教えます)もできます。その上で坐禅をまたしていただき、継続して実践すると理解が深まるように感じます。仏教や坐禅は凡そ、頭で理解する類の教えではありません(必要最低限の予備知識はいります)。実体験を通して、理解をするのではなく、理解する実感があちらからやってくるという感覚が正しいと思います。
是非、坐禅に興味をもって一度やる前に、少し調べて、仏教の世界観や、坐禅(曹洞宗)を勉強をしていると、坐禅がより楽しく実践できると思います。
7月の坐禅会も沢山の方の参禅をお待ちしております。お気軽にお越しください。
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