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4月定例坐禅会のご報告

坐禅会の様子

積雪が多かった冬を越えて、ようやく暖かな季節になりました。少しづつ暖房器具も片付け、気持ちの良い春の日差しを浴びてお花見でもしたいところですが、、、持病の花粉症の為、正直つらい日々がはじまっております(笑)

さて、今回の坐禅会には10名の参禅者がお越し下さいました。坐禅に興味をもってくださる事は大変喜ばしいことです。

曹洞宗では坐禅は「修禅のあらず」と云われております。これは坐禅に条件(効果や効能)を求め座る事や、積み重ねによる上達を求めてはならないという意味です。宗門の坐禅とは坐禅している姿、即ち仏の姿そのものであるとしております。よって、坐禅している姿それこそが完成形であり熟練もなく結果もなしといえます。

しかし、理屈では理解しても実態はなかなかその境地にいきなり成るのは難しいものです。個人差はありますが、条件なしで坐禅をするには相当な習熟が必要である気がいたします。いきなり坐している姿即ち仏であると腑に落ちて座れるとしたら天才だと思って下さい(笑)

最終的には日常と坐禅が同一している感覚が一番好ましく、坐禅=特別な修行ではなく、坐禅=日常となるのが理想であります。私自身、正直まだまだ日常に坐禅を落としこめていませんが、こうして坐禅会を通してモチベーションにもなっております。

皆様も是非、坐禅会にお越しいただければ幸です。一緒に仏道を学びましょう。

住職 永島 匡宏 合掌

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