梅雨入りですね~。

皆さんごきげんよう。
今年は例年より20日以上早い梅雨入りとなりました。
青岸寺は山号に「吸湖山」と名がつくほど湿地帯であり、雨季になると湿度が以上に高くなり住人として過ごすのには大変嫌な時期であります。
それでも、雨季ならではの恩恵もあります。青岸寺の庭園は枯山水庭園です。普段は白砂などを用いず、苔を用いているところが非常に珍しい庭園になります。

その苔が雨が降るとよりイキイキとし鮮やかな緑となります。また石組みもその風情と相まって、物静かに存在感を浮かび上がるように栄えていきます。
また、一定の雨量が降ると枯山水庭園のコケの上に水が溜まり、池泉庭園に姿を変えます。一年を通すと、非常に珍しい現象ですが、この梅雨の時期は比較的多く見る事ができます。去年は10日連続で池泉庭園でした。
この時期になると拝観者の数が減ります。その為、ゆっくりと鑑賞できます。青岸寺庭園としては、庭園の見ごろの一つになりますので勿体ないような気がしますが、たまたま来られた方は非常に贅沢な時間を過ごすことができたと、満足されております。
一度、梅雨の青岸寺にぜひ、足を運びくださいませ。
住職 永島 匡宏 合掌
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