坐禅会報告

5月の坐禅会を昨日開催いたしました。5名の方が参禅してくださり、内3名が初めての方といことでした。
青岸寺坐禅会は初心者の方が毎回多く来られております。本当は毎回参禅していただければ一番良いのですが(私の指導力不足です)、環境作りから試行錯誤しております。
「なぜ坐禅をするのか?」「何を解決したいのか?」
この個人個人によって坐禅をする動機が違えば指導方法も異なります。
私は坐禅=生き方であると考えております。よって坐禅=目的を達成させるツールとするとなかなか難しい。
現代人(昔もか)は損得勘定で価値基準を判断いたします。仏教や坐禅ではそこに「分別」をいれずにある種「絶対的価値=価値基準をつけられないもの又はつけてはいけないもの」を実感として気づく教えです。
「悟る」とか「無」になるとか必殺技みたいなものを追いかけるのではなくて、事実としてあるものに気づくということはとても大切なことです。
しっかりと姿勢を調え、ゆったりと呼吸をしてただ座る行為、そのものが自然であり仏と自己との三位一体となる行為です。
何事も継続は力なり。一回座って得るなどの類のものではありませんので、家などでも実践してくれるとよろしいかと思います。
住職 永島 匡宏 合掌
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