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写経講習

写経の様子

本日は伊吹薬草の里センター主催の写経講習会を青岸寺本堂にて実施いたしました。

17名の方が写経体験をしていただきましたが、ほとんどの方が写経未経験者ということで、少し写経の歴史と意義を説明いたしました。

写経は身近な仏道修行として民衆に古くから親しまれている仏行です。

写経も坐禅と同じように準備と後が大切な行ですが、写経をはじめる前に準備として、身を調え、息を調えます。そして心を調えて、初めて書き写していきます。

一字一字丁寧にお経を書き写し、静寂の中残るのは自己との向き合う時間になります。

お経の三種の功徳と云われるものに、読誦(お経を読む)、書写(写経する)、解説(お経の意味を理解する)があるといいます。

お近くのお寺にて是非一度写経体験をされてはいかがでしょうか?

朱印について近頃思うこと

話は変わりますが、最近御朱印集めなど一般の方でも流行っていますが。御朱印はそもそもお寺にて仏道修行(写経、坐禅、作務等)を修して、そこの住職に認可(朱印)をいただいたのが本来の御朱印です。

最近気になるのは、御朱印をコレクションのように集めている方などがいますが。それ自体は咎めることはありませんし、むしろ仏教や神教に親しみをもっていただくきっかけになると思います。。

ただ、そこの社寺にて当たり前のような態度で朱印を貰えるとおもっている横柄な振る舞いをされる方が増えています。もともとの趣旨を理解すれば、各社寺の住職、神主が朱印をするか判断する事であり、失礼な態度の場合は渡す義理はまったくない事であります(ほとんどの住職、神主は優しいのでほとんど笑顔で応対すると思いますが)。

当たり前のことですが、社寺は接客業ではありません。朱印を頼んで、住職や神主に朱印を当人の事情で急がさせたり、朝早くから寺院を開けさせるなどの話が各社寺で聞かれています。もう少し節度をもって朱印を集めていただきたいと思います。

せめてご本尊様や神社の神様にはご挨拶をしてから朱印をいただきましょう。

ある程度の礼儀を守って皆が気持ちよく参拝応対できるようご協力お願い申し上げます。

住職 永島 匡宏 合掌

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