坐禅会報告

今年最後の坐禅会を開催いたしました。参加人数は青岸寺坐禅会では最多の17名でした。(坐禅会を始めた時はずっと参加者は0人だった事を想うと感慨深いです。)
有難い事にほとんどの方が初めての坐禅体験との事でした。
本日は坐禅を指導する際に必ず説明する、調身、調息、調心を中心に、基本的な曹洞宗の坐禅法を指導させていただきました。

実は今日はテレビの取材で青岸寺にロケが入っておりました。参加者にはびっくりさせて申し訳なく思います。
出演番組はまた追ってご報告させていただきますが、1月中旬くらいに某テレビ局で放映予定ですのでお楽しみにして下さい。
さて、青岸寺での住職がする活動の中でもっとも重要な坐禅会。色々な方が参禅に来てくれる中で、こちらが学ぶ機会が本当に多いです。
坐禅は理屈では体得できません。頭で坐禅や曹洞禅を理解しても、実践して坐禅を体感しなければ、感じる事ができない事が沢山あります。
坐禅は自己の探求した先に自己がいない事に気づく事ができる唯一の方法であります。第一段階として自分を知る事から始まると思います(矛盾しているように聞こえますよね)。
・正しい姿勢や呼吸ができない自分
・坐禅中に雑念が払えず、集中できない自分
・足が痛い、寒いなどの体感的に弱い自分
この弱い自分を坐禅で知れただけでも私は収穫だと思います。
それをどう思うか、そこからは本人次第です。
とにかく坐禅を体験してみましょう。まだ知らない自分(良くも悪くも)が浮き彫りになるかもしれません・・・。
青岸寺では月一回坐禅を開催しております。是非お越し下さい。
住職 永島 匡宏 合掌
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