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お寺でハロウィン?

石んこ地蔵様の上に

今年の10月30日にハロウィンがあります。青岸寺ではほんの少しだけハロウィン仕様でイベントを楽しもうと思っています。(本当にすこしだけ(笑))

お寺でハロウィンをするとはけしからん!!と怒られるかもしれませんが、日本のイベントはほとんど宗教的な意図はない事はほとんどの方が認知していることだと思います。

代表的なのはクリスマス、バレンタインデー、ハロウィンはよく話になると思います。しかし、考えれば、最近の神前結婚式や、お宮参り、社寺巡りから、御朱印集めまで、自身の信仰とは関係なく、日本人は一つのイベントとして楽しんでいます。

日本の伝統祭りである神輿祭りなどに代表されるお祭りも、神様行事だと浅くは理解しているものの、深くは理解していない方がほとんどでしょう。

日本人は相応にして、お祭り、イベント好きなのです。

仏教なのに・・・とか、キリスト教なのに・・・とか。中途半端な知識なら批判や否定をせず、楽しむ。日本人の長所でもあり、短所でもありそうですが、私はこの日本人の柔軟性が私は非常に好ましく思います。

ある大学の教授が「日本人は宗教心はないが、信仰心がある。これは日本教といえるかもしれません」とおっしゃっていましたが、なかなか言いえて妙だと思います。

生まれてお宮参りに参拝に行き、結婚式は神前でおこない、葬儀は仏式でおこなう。花祭りをしてハロウィン、クリスマスを過ごす。年末に寺で除夜の鐘を突いて、年明けに神社に参拝に行く。霊魂の存在を半信半疑でありながら、占いや血液型性格などを信じるなど、こんな面白い民族はいるだろうか、と思うほど、日本人は実に特殊な文化だと思います。

懐の深い日本人の気質(節操がないとも言われますが(笑))こだわりをすて、全てを自己流にしてしまう。(根幹はしっかりあった方が良いとは思いますが・・・)

皆さんもどうぞ、懐深く、イベントを楽しみ、見守っていただければな、と思います。

住職 永島 匡宏 合掌

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