指月会主催の句会を青岸寺にて
本日は指月会主催で句会を青岸寺本堂(客間)にて8名参加で開催されました。皆さんとても楽しんでいただいたようで、非常に有難い事です。国指定名勝庭園の文化財を保有しておりますので、文化的にも、非常に価値のある、催しだと思います。
さて、今日せっかく青岸寺にて俳句を詠んでいただきましたので、ご無理を言い、公開を了承して下さいましたので、ご紹介させていただきます。
雪女 消えて庭石 ごつごつと
もも子
観世音 このくれなゐの 猫柳
喜久子
はだれ雪 踏み踏み行けば 牛頭神社
和子
禅寺の 雪吊雪を 待つばかり
志津子
靴底で ぎんなんつぶす われは母
真子
白き息 もらし仏に ぬかづきぬ
珠
顔(かんばせ)に 風の止まれ 冬桜
まさ野
夜は夜の 雪の近江の 紅梅
多美子
皆さん素敵な俳句ですね。短い言葉で様々な情景を表す言葉の美。日本の素晴らしい文化ですし、日本語でしか表現できない世界に誇れる世界観だと思います。本日は指月会の皆様。有難うございました。
住職 永島 匡宏 合掌
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