青岸寺のイワヒバ
青岸寺の本玄関前にはシダ植物に一種であるイワヒバ(岩檜葉)が育っています。『イワヒバのお寺』なんて名称もあるほどイワヒバが稔っています。
イワヒバは、和風の庭に似合う青々とした葉を茂らせます。一定以上の大きさにしか成長しないという特徴から、一般の盆栽や、ロックガーデンなどの鑑賞用にされている方も多いようです。
イワヒバの花言葉は「稔り」「負けない心」「長寿」です。
イワヒバは乾燥すると葉っぱを内側に丸めて新芽を守る性質があります。そのことから、「稔り」「負けない心」という花言葉が付けられました。また、「長寿」は一度植えると長い期間生き続けることに由来するようです。青岸寺のイワヒバも、少なくても五十年以上は植えられています。青岸寺前身の米泉寺の開基、佐々木京極道誉の宿願の寺院らしく非常に青岸寺にとって縁起のよい植物になります。
近年は、猪や鹿の出没によって、イワヒバへの被害がではじめてしまいました。現在、対策を市と協力して進めています。枯れたイワヒバもチラホラでてきましたし、新たに植えるなどして、保存管理をしていく次第です。
イワヒバとサルスベリの見た目の相性も良いのでご自由に鑑賞して下さいね。
住職 永島 匡宏 合掌
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