坐禅のすすめ

曹洞宗の坐禅方法【面壁坐禅】

当寺の宗派は曹洞宗(禅宗)です。曹洞宗では坐禅は釈尊(釈迦牟尼仏)から伝えられ開祖道元禅師により日本に伝えられた、正伝の仏法(正しい教え)として、教義の根幹に据えて、日々実践をしています。

皆様は坐禅をされた事はありますか。マスメディアにも取り上げられ少しずつ認知度も高まりつつあります。今は亡き、アップル社の共同創業者のスティーブンジョブス氏も坐禅に傾倒し、世界的に注目されるきっかけとなりました。近年の科学的研究結果からも、「坐禅には一般の人々にとって、心理的、身体的なメリットが存在する」と定説になりつつあります。マインドフルネス(仏教が元になっている)などの流行もあり、坐禅の素晴らしさが世界的に認知され、日本でも流行りの傾向があります。(仏教では何千年も前から周知されていた事が、西洋から発信され理解されてきたのは、少し皮肉ではありますが…)

禅宗は難しい、敷居が高いなどといったイメージが一般的には、あるかも知れませんが、そんな事はありません。とにかく、まず気軽な気持ちで一度経験してみませんか。短い時間でも良し、本格的に坐って頂いても良し、用途にあわせて坐禅の指導をさせて頂きます。坐る目的はなんでもいいのです。瞑想に耽るだけでも良し、所作を美しくしたいでも良し。日々の喧騒を忘れて、ゆったりした時間空間の中に身を置くだけでもいいのです。坐禅は習慣になれば必ず、普段の生活を豊かにします。慣れるまでに少し時間がかかる方もいるかもしれませんが、是非、禅寺にて坐禅を体験して下さい。

 

『こんな方におすすめ』

ストレスを感じる事が多い方・集中力がない方・忙しい方・健康的に生きたい方・姿勢、呼吸を良くしたい方・寝つきが悪い方・坐禅に興味がある方・悩みが多い方・マインドフルネスに興味がある方など等

 

坐禅が体験できる日

 

『通常坐禅』

拝観・坐禅体験(事前予約・初心者向け)           300円(拝観料のみ)

坐禅会(ホームページ、掲示板にて広報)           300円(拝観料のみ)

写経坐禅(3名~事前予約)               2000円(拝観料、納経料)

精進料理・写経・坐禅・拝観(事前予約)                 5000円

 

※、坐禅会以外は、座禅作法の指導と10分程度の坐禅を実践いたします。本格的に座りたい方は坐禅会にお越しください。

※足の悪い方は椅子坐禅も可能です。

※通常坐禅は拝観の方も来られますので、庭園を鑑賞しながら

  坐禅はできませんのでご了承下さい。

※当日受付は可能ですが、住職が不在時もあるのでご了承ください。

※7月、8月は新旧お盆廻りがある為、基本坐禅体験はお休みさせていただきます。

モンベルクラブ会員の皆様

モンベルフレンドショップ対象寺院

モンベルクラブの会員の方はメンバーズカードを提示していただければ、特典で、拝観料、喫茶代などの割引をしています。米原市の観光名所の一つとして米原の素晴らしいところを知っていただけたら嬉しく思います。米原市には伊吹山などの素晴らしい大自然や、彦根、長浜にも負けない歴史の深みがあるところが沢山あります。

モンベルクラブ会員の方は是非、メンバーズカードを利用して、モンベルクラブ提携の場所に散策していただければ、新しい発見があるかもしれません。

尚、青岸寺では拝観以外にも、坐禅体験や、写経体験、各種ご祈祷などがご利用できます。この機会に禅寺にて「禅の世界」を体感していただければと思慮しています。

7月7日は七夕の日

青岸寺の笹飾り(玄関入り口横)

今日は七夕の日です。青岸寺でもつい先日、彦根市の清涼寺さんよりいただいた笹で七夕飾りをいたしました。

青岸寺のある米原市は実は七夕伝説のある七夕とはご縁のある地域です。青岸寺の近くに天の川が流れていますが、その川挟んで二つの神社で米原版、織姫と彦星の恋話が伝えられています。

米原市は非常に歴史が深い地域ですので数多くの逸話が沢山あります。

米原市を流れる「天野川」をはさみ「彦星塚」という石造の宝篋印塔と、「七夕石」と伝えられる自然石が、それぞれ両岸の神社に祀られています。彦星塚は、朝妻神社(米原市朝妻筑摩)にある石造宝篋印塔です。七夕石は、蛭子神社(米原市世継)にある自然石をそのまま置いてある石塚。両神社は川をはさんで500メートルの距離にあります。

この両神社には歴史上実在した人物が祀られてあり、七夕伝説でも実話がベースになっているのは全国的にも珍しく、面白いようです。

この両神社の位置は、面白い研究結果が残っており、天野川を空の天の川に見立て、星空のベガとアルタイル、地上の両神社の位置は、左右逆の「鏡像」の関係にあるそうです。意図的にこの場所に両神社を配置したとしたら、当時から非常に高い文化をもっていたことがうかがえます。

 

七夕伝記

蛭子神社に残る「世継縁起之叟」によると、蛭子神社がかつて「世継神社」と呼ばれた頃の話となります。

蛭子神社の祭神は雄略天皇の第四皇子・星川稚宮皇子(ほしかわのわかみやのみこ)と仁賢天皇の第2皇女・朝嬬皇女(あさづまのひめみこ)。

5世紀後半の頃、星川稚宮皇子と朝嬬皇女は、米原を流れる「天の川」を境にそれぞれ仏道に励んでいました。

川を隔てていましたが、気持ちは通じ合い、二人は程なく恋に落ちてしまいます。

しかし、星川皇子の姉が朝嬬皇女の父である仁賢天皇の皇后であることから系譜の上では叔父と姪の関係のある二人、その上、二人は修行の身でした。このようなことから、二人はみだらに会うこともできず、その思いは叶わぬ恋となりました。なんとも切ないラブスト―リーですね。

その後、平安時代初期に奈良の興福寺の仁秀僧正がこの地に伽藍を建てる際に、この二人のことを知り、皇子を彦星に皇女を織姫に見立てて、合祀したと伝えられています。天野川という川の名前もあり、この地に七夕伝説が生まれました。

「世継縁起之叟」には「7月1日から7日間、男子は七夕塚に、女子は彦星塚に、いにしえの習いに従い祈念すべし~」そして「7日の夜半に男女二人の名前を記した短冊を結び、合わせて流すと、二人は結ばれる・・・」とも記されているそうです。素敵ですね。

今でも恋愛成就の隠れパワースポットとして地元では人気があるようです。

七夕は現在、子供たちに無くてはならない日本の行事になりました。青岸寺でも七夕飾りをして、参詣の方に短冊に祈念していただき、笹飾りをしていただいています。子供たちは、叶えたい夢を、大人は願いを。宗教観など関係なく、大切にしていきたい日本の行事です。

 

余談ですが、拙僧の誕生日は7月8日です。小さい頃から7月7日に生まれたら良かったのに、と考えていましたが、7歳ほどから彦星と織姫の落し子だと思って青春時代を過ごしました。(実の親に失礼ですよね(笑))現在は実の両親に感謝しつつ、七夕がくると、そんな昔の頃を思い出します。私にとっては七夕は、誕生日の前日ともあって、とても身近な、好きな行事でした。雨が降る日は、彦星と織姫が出会えないようですが、星に願いをこめ、皆様願いが届きますようにご祈念いたします。

※一部インターネットの情報を参照させていただいております。

住職 永島 匡宏 合掌

 

 

 

二面性の姿をもつ名勝庭園・お知らせ

【全国に2か所しかない二面性のある庭園】

    7月7日現在の庭園状況

青岸寺庭園は昭和9年に文化省より国指定の名勝庭園の指定をうけている庭園です。日本庭園研究家第一人者の重森三玲さんの働きかけが大きかったようですが、歴史的文化価値はもちろんですが、何よりも、庭自体の作風が非常に評価を受けている、優れた庭園といえます。

枯山水でも杉苔を水に見立てている点や、現地の石を沢山使用している点、作庭者の彦根藩士の香取某氏の武士らしい力強く、計算された石組みの配置や設計。庭園を依頼した青岸寺三代住職興欣和尚の仏教(禅)を取り入れた優れた世界観。太尾山の大自然を効果的に借景とした生かしているなど、数え上げたらきりがないほど、興味深い優れた庭です。

何よりも特徴的なのがやはり二面性があるという特徴です。普段は枯山水庭園の様式をしていますが、一定以上の雨が降ると、山の湧き水が流れて溜まり、伏流水となって、庭園に水を張り巡らします。現在でも枯山水庭園と池泉庭園の二つの姿をもった庭園はけして多くはありません。昭和以降に何か所か作庭されているようですが(京都の光明院など)江戸時代の作品となると二か所ほどしか確認をされていないそうです。一つが沖縄県にあるということですので、本州は青岸寺だけとなります。

非常に珍重な、そして極めて優れた二面性がある庭園は本当に貴重であるといえます。

大変面白い庭園にも関わらず、あまり認知されていないというのは住職の力量だと反省しております。しかし、京都の庭園と違い、他の観光客に気を遣わず、ゆっくりとお庭を拝見できます。

また、現在は住職が基本寺院にいますので、求めがあれば拝観説明もいたします。(静かに鑑賞されたい方もいらっしゃるので必ず伺います。)

【庭園の現状況と注意喚起】

7月7日現在、全国的に大雨が続いています。その影響で青岸寺庭園も池泉庭園に姿をかえていますが、来山される方は、十分道中安全を確保して、けして無理をされないようにお願い申し上げます。

住職 永島 匡宏 合掌

彦根市清涼寺にて

清涼寺の庫裏

清涼寺の本殿(本堂)

7月3日は彦根市の曹洞宗清涼寺に同じく彦根市の長松院住職さんと来山させていただきました。清涼寺は彦根藩井伊家の菩提寺で非常に格式のあるお寺です。

長松院さんで、7月24日行われる「道と禅」というイベントの際、「華道」のにて使う花器を竹で作ろうとういこどで、清涼寺のご住職に無理を言って、裏山の竹を分けて頂きました。一緒に作務もしてくれるというので一緒に裏山に。

長松院さんと清涼寺さん、そして私の三人で楽しく作務させてもらいました。

上手に竹を切る長松院さん

切りずらいノコギリで悪戦苦闘する清涼寺さん

竹用のノコギリを使い楽な拙僧

やたら楽しそうな坊主

大きさが違うけど個性があって良い

皆で作った花器

上手に作れたとは言えませんが、手作りで、暖かみのある竹の花器が完成しました。子供たちが喜んでくれたら嬉しいですけど・・・。

帰りに重要文化財にもなっている井伊家の墓所に立ち寄り、特に青岸寺建立に多大な恩恵を下さった彦根3代藩主井伊直澄公の墓石にご挨拶をしました。

彦根藩三代藩主井伊直澄公の墓石

 

客殿と脇にある宿り木

清涼寺の住職さんと談笑中に、独特な樹木があったので聞いてみたら宿り木だそうです。

七種類ほどの樹木が重なりあっている

樹齢は約700年以上だそうで、少なくても7種類ほどの樹が重なりあっているようです。近くで拝見すると、神秘的で、感嘆いたしました。

神秘的な宿り木

清涼寺さんには今回、ご協力していただき大変感謝しております。ちゃっかり、青岸寺で使用する七夕の笹の竹をもらう事ができました。有難うございました。

住職 永島 匡宏 九拝

 

 

 

 

 

香道体験

【香道体験 】

今回香道体験させていただいた、彦根市の「本町宿」

724日に彦根の長松院にて「道と禅」と題して、子供たちに書道・香道・華道・茶道を通し、禅の心、日本人の心を養う、とても貴重な催しがあります。昔は、「寺子屋」という言葉があるように、寺院は学びの場所としての役割もありました。今回は、曹洞宗の僧侶が中心となり、子供たちには、楽しく、日本古来の伝統を経験してもらえる良い機会になります。

書道は学校の授業でもありますが、他の芸事は、中々、経験することはありません。私自身も恥ずかしながら、香道の経験はありません。

という事で今回、子供たちに香道を教える前に、香道初体験。630日に、彦根市の「本町宿」にて長松院さんと一緒に香道体験をさせていただきました。

「本町宿」はいままで知らなかったのですが、とても良い雰囲気のある、空間でした。その良い雰囲気の中、今回は香道「桜月流」の東 俊樹さんを講師に香道をわかりやすく、教えて頂きました。

カフェにもなっていて地域の憩いの場所

中庭もあり、良い雰囲気

今回香道を体験した部屋

桜月流 東 俊樹先生

香道初体験

体験して感じた事は、「香道」事態は現在、他の芸事に比べると、少し知名度がないかもしれませんが、とても楽しく、「真剣に遊ぶ」「雅」という事が面白しろく、とても可能性のある文化だな、と率直に思いました。他の「茶道」「華道」「書道」にも見劣りしない、奥深さを感じました。公家作法と武家作法があるようです。今回は、公家作法で華やかな世界にタイムスリップしたかのような錯覚に陥るほど、独特な雰囲気を愉しむことができました。

香道では、香を「嗅ぐ」ではなく「聞く」といいます。本来は「和歌」なども詠むらしいのですが、さすがに今回は、香を聞く体験だけでした。とても教養のいる文化でもあります。

子供たちには、「香道」とまでは、いかないかもしれませんが、この素晴らしい文化を認識してもらう、いい機会なので、楽しく伝えられたらな、と思います。

住職 永島 匡宏 合掌

 

お詫びのご報告

6月31日から7月3日9時まで、青岸寺の電気回線が故障の為、電話、インターネットなどが使用できない状態でした。この期間に青岸寺にご連絡していただいた、皆様には大変ご迷惑をかけてしまいました。誠に申し訳ございませんでした。

現在は、正常に機能しますので、よろしくお願いいたします。

6月30日、庭園情報

 

昨日の雨で庭園が池泉庭園に姿を変えました。今日と明日は水が溜まっている状態だと思います。

年に数回しかない、貴重な現象なので、是非、ご鑑賞下さい。

今日は特に美しく映えています。天気落ち着いています。参拝、お待ちしております。

水が反射して写る書院

苔の上に水が張っている様子

尚、昨日の米原市の竜巻被害ですが、米原駅周辺は被害がありませんでした。伊吹山方面で被害が大きかったようです。

 

 

坐布作り②

坐布作りの続きです。

注文して坐布を購入するのは簡単ですが、自分で手を加えて作る坐布には愛着がわきます。販売されている坐布にはない、一つ一つに性格があって、個性があります。

さて、綿がまうので、外で作務。予定が何もないのと、とても気候の穏やかな日でしたので気持ちよく作業が進みます。

外で綿いれ作務

参拝者と談笑しながら楽しく作務

少しづつ上達して、綿入れの作業が40分かかったのが最後は15分で完成。1日3個ずつ作る予定が12個できました。後は名札をつけて完成です。

義母(慧子さん)が名札をつけてくれました

坐布職人みたい・・・(笑)

不器用な私を見かねて義母が名札を付けてくれました(-_-;)。有難うございます。

完成した坐布を、自分が作った坐布棚に並べて、少し感動。やはり禅僧の寺院には坐布がよく似合います。

まだ残りの作業がありますが、坐禅はできるようになりました。坐禅会の開催は都合上、もう少し先になるかと思いますが、興味がある方、坐禅をされたい方は、ご連絡していただければ、坐禅指導させていただきます。初心者向けの拝観坐禅(15分ほど)も対応していますので、是非、青岸寺に来山ください。

青岸寺 住職 永島 匡宏 合掌

青岸寺のイワヒバ

青岸寺のイワヒバ

青岸寺の本玄関前にはシダ植物に一種であるイワヒバ(岩檜葉)が育っています。『イワヒバのお寺』なんて名称もあるほどイワヒバが稔っています。

イワヒバは、和風の庭に似合う青々とした葉を茂らせます。一定以上の大きさにしか成長しないという特徴から、一般の盆栽や、ロックガーデンなどの鑑賞用にされている方も多いようです。

イワヒバの花言葉は「稔り」「負けない心」「長寿」です。

 

イワヒバは乾燥すると葉っぱを内側に丸めて新芽を守る性質があります。そのことから、「稔り」「負けない心」という花言葉が付けられました。また、「長寿」は一度植えると長い期間生き続けることに由来するようです。青岸寺のイワヒバも、少なくても五十年以上は植えられています。青岸寺前身の米泉寺の開基、佐々木京極道誉の宿願の寺院らしく非常に青岸寺にとって縁起のよい植物になります。

近年は、猪や鹿の出没によって、イワヒバへの被害がではじめてしまいました。現在、対策を市と協力して進めています。枯れたイワヒバもチラホラでてきましたし、新たに植えるなどして、保存管理をしていく次第です。

イワヒバとサルスベリの見た目の相性も良いのでご自由に鑑賞して下さいね。

 

住職 永島 匡宏 合掌